
こんにちは!FXオタクです!
2025年3月24日の日本市場では、
債券市場が下落し、円安が進行しました。
この記事では債券・為替・株式市場の動きを、
分かりやすくまとめてお伝えします。
目次
債券市場|債券相場は下落、米金利上昇と日銀利上げ警戒が影響


日銀利上げへの警戒感が根強い
長期国債先物(6月物)は137円84銭(前週末比-19銭)となり、
新発10年債利回りは1.535%(前週末比+1.5bp)へ上昇しました。
背景には、米長期金利の時間外取引での上昇や、日本銀行の追加利上げへの警戒感があります。
また、年度末を控えて金融機関の買い余力が少なく、債券が買い進まれない状況も影響しています。
国債利回り一覧(午後3時時点)
年限 | 利回り | 前週末比 |
---|---|---|
2年債 | 不成立 | - |
5年債 | 1.135% | +1.5bp |
10年債 | 1.535% | +1.5bp |
20年債 | 2.270% | +0.5bp |
30年債 | 2.595% | +0.5bp |
40年債 | 2.945% | 横ばい |
年度末特有の買い手控えムードが続いており、
3月28日に公表される日銀金融政策決定会合の「主な意見」への注目が高まっています。
為替市場|円安進行、米関税政策への期待からドル買い強まる


円相場は149円台後半に下落
主な理由は、米トランプ大統領が予定する相互関税が
一部地域を除外するなど、柔軟な形で導入される可能性が高まり、
ドル買い・円売りの動きが強まったことです。
また、米長期金利の時間外取引上昇もドル買いを後押ししました。
米関税政策の影響予測
関税政策の方向性 | 為替・株式市場への影響 |
---|---|
一律・一斉導入 | リスク回避(円高・株安) |
柔軟な対応(一部除外) | リスク志向(円安・株高) |
株式市場|米関税政策の不透明感から日本株は続落


東証株価指数(TOPIX)と日経平均株価は下落
- TOPIX: 2790.88(前週末比-0.5%)
- 日経平均株価: 3万7608円49銭(前週末比-0.2%)
東京株式市場は、銀行株、鉄鋼、機械株などを中心に下落しました。
米国の関税政策の詳細が不透明で、発表期日の4月2日まで投資家が慎重姿勢を取ったためです。
一方、米ヘッジファンドによる株式取得が明らかとなった住友不動産は午後から急伸しました。
また、第3四半期の利益が予想を上回った日本オラクルも好調に推移しました。
主な個別銘柄の動き(3月24日)
銘柄名 | 株価の動き | 要因 |
---|---|---|
三菱UFJ FG | 下落 | 米関税政策の懸念 |
三菱重工業 | 下落 | 世界景気への懸念 |
ゼンショーHD | 急落 | 異物混入問題発覚 |
住友不動産 | 急伸 | 米ヘッジファンド株取得 |
日本オラクル | 急伸 | 好決算評価 |
今後の注目ポイント|日銀政策と米国関税政策が焦点


日本市場の今後の焦点は2つあります。
- 日銀の金融政策
- 日銀は物価安定目標2%に向け、今後も政策調整を進める方針を示しており、追加利上げの動向が債券市場に大きな影響を与える可能性があります。
- 米国の関税政策
- 米トランプ大統領の関税政策の詳細が4月2日に発表予定であり、柔軟な対応か一律導入かで市場が大きく動く可能性があります。
これらの動きを踏まえて、市場参加者は慎重姿勢を維持しながら、年度末を迎えると予想されます。
おわりに



いかがでしたか?
3月24日の日本市場は米関税政策や日銀利上げへの警戒感で、
債券安・円安・株安と慎重姿勢が広がりました。
米政策や日銀動向の発表を控え、
市場の動きがさらに活発化しそうです。
引き続き最新情報に注目しましょう!