
こんにちは!FXオタクです!
またトランプ大統領が動きましたね!
今回は、鉄鋼とアルミに25%の関税を課すと発表し、世界の貿易市場がざわついています。
日本製鉄によるUSスチール買収も阻止されるなど、影響は多方面に広がりそうです。
この関税措置、私たちの生活や経済にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
為替や市場の動向も踏まえながら、今回の発表のポイントをわかりやすく解説していきます!
トランプ氏が鉄鋼・アルミに25%関税を発表


2025年2月10日、トランプ米大統領は全ての鉄鋼・アルミ輸入品に対して25%の関税を課すと発表しました。
この発表により、米国の主要貿易相手国との関係悪化が懸念されています。
また、日本製鉄によるUSスチール(USS)の買収も阻止されることが明らかになりました。
さらに、米国に関税を課している国々への「相互関税」を週内に発表する予定であり、貿易戦争の激化が予測されています。
鉄鋼・アルミ関税の適用範囲


すべての国が対象に
トランプ氏は9日、大統領専用機内での記者団への発言において、関税の対象が「全ての国」であることを強調しました。
発効日についての詳細は明らかにされていませんが、市場への影響はすでに出始めています。
日鉄のUSスチール買収計画の阻止


日本製鉄の投資合意に変更
トランプ大統領は7日の首脳会談後、日本製鉄がUSスチールの過半数株を取得することはできず、
代わりに「大規模な投資を行うことで合意した」と発言しました。
これにより、日本製鉄の141億ドル(約2兆1370億円)規模の買収計画は大きく修正されることになります。
この動きにより、USS株は下落。
また、日本製鉄の株価も4カ月ぶりの大幅下落を記録しました。
米国の関税政策と対日影響
- トランプ氏はバイデン政権の阻止決定を支持
- 日本製鉄はUSスチール買収ではなく投資へ転換
- USS株価は下落、日本製鉄の株価も大幅下落
世界市場への影響


為替・貿易への影響
- トランプ氏の発表を受け、米ドルが上昇
- オーストラリア・ドルは対米ドルで下落
- 鉄鋼・アルミ市場の影響は限定的
鉄鋼・アルミ市場の変動
金属市場では、鉄鉱石の指標価格が0.1%上昇。
アルミ3カ月物はロンドン金属取引所(LME)で小幅高となり、NYMEX COMEX部門のアルミ先物相場は0.5%高となりました。
ただし、関税実施後の影響は今後数日間の市場動向にかかっています。
米国の鉄鋼・アルミ輸入先
米国の鉄鋼輸入(2024年)
国名 | 輸入額(億ドル) |
---|---|
カナダ | 11.2B |
メキシコ | 6.5B |
ブラジル | 5.2B |
中国 | 5.2B |
台湾 | 3.8B |
韓国 | 3.2B |
ドイツ | 2.9B |
日本 | 2.4B |
インド | 1.9B |
ベトナム | 1.7B |
米国のアルミ輸入(2024年)
国名 | 輸入額(億ドル) |
カナダ | 9.5B |
UAE | 1.1B |
メキシコ | 686.2M |
韓国 | 643.7M |
中国 | 507.8M |
バーレーン | 488.4M |
アルゼンチン | 459.5M |
南アフリカ | 383.6M |
オーストラリア | 273.3M |
インド | 270.9M |
米国は主にカナダ、メキシコ、ブラジル、韓国などから鉄鋼を輸入しています。
アルミについては、カナダ、UAE、中国が主要な供給国となっています。
まとめ


- 鉄鋼・アルミに25%関税 → すべての国が対象に
- 日鉄のUSスチール買収阻止 → 投資へ転換
- 米ドル上昇・市場の影響 → 短期的には限定的も長期リスクあり
- 主要輸入国はカナダ・メキシコ・中国 → これらの国々への影響は大きい
今回の関税措置は、米国経済の再構築を目指したものですが、貿易赤字削減や歳入確保の効果には疑問の声もあります。
特に輸入コストの上昇が消費者や企業の負担増につながる可能性があり、長期的な影響に注視する必要があります。
今後、トランプ政権がどのような追加措置を発表するのか、世界経済の動向とともに慎重に見極めていきたいところです。
Q&A:トランプ大統領の鉄鋼・アルミ関税について


おわりに



いかがでしたか?
トランプ大統領の鉄鋼・アルミ関税25%という発表、なかなかインパクトが大きいですよね。
日本企業への影響や、世界経済の行方も気になるところです。
この関税措置が実際にどれほどの影響を及ぼすのか、今後の動向を注視していく必要がありそうです。
また、新たな政策変更や市場の変化があれば、引き続きお伝えしていきます!
ぜひ最新情報をチェックして、今後の展開に備えましょう。